自分との対話

「自分がどうしたいかわからない」——それは長年、本音を封印してきたサインです

リベラマインド

「なんでみんな普通に生きていられるの?」幼い頃からずっとそう感じていた。学校や組織の"普通"が気持ち悪かった。大人になっても息苦しさは増すばかりだった。そんなとき、脱洗脳と潜在意識の世界に出会い、やっと息ができるようになった。"普通"の中で窒息しそうなあなたへ、本来の自分に還るヒントを発信しています。

自分がどうしたいか、聞かれるたびに頭が真っ白になる。

「好きなものを選んでいいよ」と言われても、何も浮かばない。

自分の意見を求められると、まず相手が何を求めているかを探してしまう。

そういう経験が続いてきた人に、まず伝えたいことがあります。

それは「本音がない人間」なのではありません。

本音が聞こえなくなっているだけです。

この記事では、なぜ自分の本音がわからなくなるのか、その正体と、少しずつ取り戻すための視点を整理していきます。

「本音がない」のではなく、「聞こえなくなった」だけ

「自分には本音がない」と思っている人がいます。

でも、それは正確ではありません。

本音は最初からなかったのではなく、ある時期から封印されていったものです。

本音はいつ封印されたのか

子どものころ、自分の気持ちを素直に出したとき、何が起きましたか。

怒られた。無視された。場の空気が壊れた。親が悲しそうな顔をした。

そういった経験が積み重なると、脳はひとつの結論を出します。

「本音を出すと危険だ」と。

それ以来、本音を出す前に「これを言っていいか」「相手はどう感じるか」を先に計算するようになってしまいます。

これが習慣になると、やがて自分でも「自分が何を感じているのか」がわからなくなっていきます。

「いい子」でいることで失ったもの

周りに合わせる。期待に応える。波風を立てない。

これは「いい人」でいるための技術ですが、長く続けると副作用が出ます。

自分の感覚より、相手の感覚を優先しすぎて、自分の輪郭がぼやけていくんです。

「私はどうしたいのか」という問いに、答えが出てこなくなる。

でも安心してください。

本音を失ったのではありません。

ずっと後回しにしてきただけです。

本音を封印するクセはどう作られるか

感情を出すと場が壊れると学んだ

感情を出したとき、場が乱れた経験がある人は、「感情は出してはいけないもの」として学習します。

これは意識的なルールではなく、体に刻まれた反応です。

怒りを感じても、悲しみを感じても、それを表に出す前に自動的に抑制がかかってしまう。

潜在意識のレベルで「感情=危険」というプログラムが動いている状態だからです。

正解を探すうちに自分の答えがわからなくなる

学校でも、家庭でも、職場でも、正解を求められ続けてきた人は、「自分はどう感じるか」より「何が正解か」を先に考えるクセがつきます。

自分の感覚より、外側の基準を優先し続けた結果、自分の感覚そのものが信頼できなくなっていく。

「私の感じ方はおかしいのかもしれない」という疑念が、本音をさらに奥に押し込んでいきます。

本音と「思い込み」を見分ける方法

体の感覚に聞いてみる

頭で考えると、正解探しが始まります。

ですから、まずは体に聞いてみてください。

何かを選ぶとき、体が少し軽くなる感覚があるほうが、本音に近いことが多いです。

反対に、体が重くなる・息が詰まる感覚があるなら、それは「しなければならない」側の選択かもしれません。

言語化できなくていいです。

「なんとなく」でもいい、直感が大切です。

「したい」と「しなければ」を分けてみる

日常の中で、こう問いかけてみてください。

「これは、私がしたいのか?それとも、しなければならないと思っているだけなのか?」

すぐに答えは出なくていいです。

問いを持つだけで、少しずつ自分の感覚が戻っていきます。

本音の声を少しずつ取り戻すために

小さな好き嫌いから始める

大きな選択から本音を探そうとすると、難しくなります。

まずは小さなことから始めればいいんです。

今日のランチ、どちらが食べたいか。

この音楽、心地よいか、そうでないか。

この場所にいると、体が楽か、重いか。

正解はありません。

ただ、自分の感覚に気づくだけでいいんです。

正解を求めない問いを持つ

「私はどうしたいのか」という問いに、すぐ答えを出そうとしなくていいです。

答えが出ない問いを持ち続けることで、封印されていた感覚が少しずつ動き始めます。

本音は、急かすと余計に隠れます。

静かに待つことも、大事な選択だったりします。

まとめ

自分がどうしたいかわからないのは、本音がない人間だからではありません。

長い時間をかけて、本音を出さないことを学んできただけです。

まず、自分の体の感覚を無視しないこと。

小さな好き嫌いに気づくこと。

「したい」と「しなければ」を少しずつ分けていくこと。

本音は消えていません。

ただ、長い間待っていただけです。

あなたの感覚は、ずっとそこにあります。ただ、聞いてもらえるのを待っていただけなのです。

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