自分との対話

自分の気持ちがわからない時の整理のしかた

リベラマインド

「なんでみんな普通に生きていられるの?」幼い頃からずっとそう感じていた。学校や組織の"普通"が気持ち悪かった。大人になっても息苦しさは増すばかりだった。そんなとき、脱洗脳と潜在意識の世界に出会い、やっと息ができるようになった。"普通"の中で窒息しそうなあなたへ、本来の自分に還るヒントを発信しています。

「あなたはどうしたいの?」

そう聞かれたとき、すっと答えが出てくる人がうらやましいと思ったことはありませんか。

自分は何が好きなのか。何が嫌なのか。本当はどうしたいのか。
考えようとすればするほど、ぼんやりして、つかめなくなる。

この記事は、そんなふうに「自分の気持ちがよくわからない」と感じている方に向けて書いています。

原因を突き止めるための記事ではありません。
ただ、少しだけ整理して、少しだけ楽になれたらいいなと思って書きました。

自分の気持ちがわからなくなるのは、珍しいことではありません

最初にお伝えしたいのは、「自分の気持ちがわからない」のは、あなただけではないということです。

むしろ、周りの人のことをよく見ている人ほど、自分の気持ちを後回しにしてきた時間が長い。その結果、自分が何を感じているのかがぼんやりしてくるのは、ごく自然なことです。

感情が壊れたわけではありません。
ずっと誰かのために使っていた意識を、自分に向ける時間が少なかっただけです。

だから、「わからない自分はおかしい」と思わなくて大丈夫です。

気持ちがわからなくなる人に起きていること

「正解」ばかり探してきた

学校でも、職場でも、家庭でも。

「こう言えば怒られない」「こうすれば丸く収まる」——そうやって、自分の気持ちより先に「正解」を探す癖がついてしまった方は多いです。

最初はうまくやるための工夫だったはずです。でも、それが長く続くと、「自分がどう思うか」ではなく「どう思えば正しいか」で感情を選ぶようになる。

気づいたときには、本当の気持ちと正解を探した結果の気持ちが、区別できなくなっていることがあります。

自分より先に相手の気持ちを読んでしまう

誰かと話しているとき、自分が何を感じているかより先に、相手がどう思っているかに意識がいく。

「この人、怒ってないかな」「退屈してないかな」「自分の言い方、まずかったかな」

そうやって相手のほうにアンテナを向け続けていると、自分の内側の声はどんどん小さくなっていきます。聞こえなくなったわけではなく、聞く余裕がなくなっていただけです。

感じる前に考えてしまう

何かが起きたとき、「悲しい」「嫌だ」と感じるより先に、「でもこれは仕方ない」「相手にも事情があるし」と、頭で処理してしまう。

感情が湧く前に、思考がふたをしてしまう感覚。

これを繰り返していると、自分が怒っているのか悲しいのか、それとも何も感じていないのかが、だんだんわからなくなってきます。

感じていないのではなく、感じることを自分に許せなくなっている。そういう状態に近いのかもしれません。

気持ちは消えたのではなく、小さくなっているだけ

ここまで読んで、「自分はもう何も感じなくなってしまったのかも」と不安になった方もいるかもしれません。

でも、気持ちは消えていません。

ふとした瞬間に、なぜか涙が出ることはありませんか。
映画のワンシーンで胸がぎゅっとなることはありませんか。
誰かのさりげない言葉に、思いがけず心が動くことはありませんか。

それが、「まだここにある」という証拠です。

長い間、周りを優先してきたことで、自分の気持ちがとても小さな声になっている。でも、消えてはいない。

必要なのは、その小さな声に、もう一度耳を傾けてみることです。
大きくしなくていい。ただ、「あるんだな」と気づくだけで十分です。

自分の気持ちを少しずつ拾い直すためにできること

「好き」と「嫌」だけを観察してみる

自分の気持ちをわかろうとすると、つい大きなことを考えてしまいがちですが、そんな必要はありません。

まずは、日常の中で「好き」と「嫌」だけを観察してみてください。

朝のコーヒーは好き。満員電車は嫌。あの人と話すのは心地いい。あの場所はなんとなく苦手。

正しいかどうかは関係ありません。理由もいりません。
「なんとなく好き」「なんとなく嫌」——その「なんとなく」が、自分の感覚の入口です。

体の感覚に意識を向けてみる

気持ちが言葉にならないときは、体のほうが先に教えてくれていることがあります。

誰かと会ったあとに肩が重い。ある場所に行くと胸がつまる。好きなことをしているときだけ呼吸が深くなる。

「これが正しい感情です」と名前をつけなくていいんです。
ただ、「今、体はどんな感じかな」と意識を向けてみるだけで、自分の中にある感覚が少しずつ見えてきます。

答えを出さずに、ただ書き出してみる

ノートを開いて、頭に浮かんでいることをそのまま書いてみてください。

きれいにまとめなくていい。結論を出さなくていい。
「なんかモヤモヤする」「よくわからないけど嫌だった」——そんな言葉で十分です。

書き出すことは、整理するためというより、頭の中に溜まっているものを外に出す行為です。出すだけで、少し軽くなることがあります。

うまく書こうとしないのがコツです。誰にも見せない前提で、自分だけの言葉を、自分だけのために使ってみてください。

気持ちがわからないまま、ここにいていい

自分の気持ちがわからないことは、弱さではありません。

それだけ長い間、誰かのために自分を使ってきた証です。

今すぐ全部わかる必要はありません。焦って答えを出さなくても大丈夫です。

「好き」と「嫌」を少しずつ拾い集めていくうちに、自分の輪郭がほんの少しずつ見えてくる。それくらいのペースで十分です。

気持ちがわからない自分のまま、ここにいていい。
そう思えることが、最初の一歩かもしれません。

書き出してみたいと思った方は、こちらも参考にしてみてください。

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