人間関係と境界線

人に期待しすぎてしまう自分が苦しい|期待を手放す前に知っておきたいこと

リベラマインド

「なんでみんな普通に生きていられるの?」幼い頃からずっとそう感じていた。学校や組織の"普通"が気持ち悪かった。大人になっても息苦しさは増すばかりだった。そんなとき、脱洗脳と潜在意識の世界に出会い、やっと息ができるようになった。"普通"の中で窒息しそうなあなたへ、本来の自分に還るヒントを発信しています。

「期待しなければ、傷つかないのに」

そうわかっていても、気づけばまた誰かに期待してしまう。

こうしてくれるはず。わかってくれるはず。気づいてくれるはず。

そして、期待通りにならなかったとき、必要以上に傷ついてしまう。相手を責めたくなる自分も嫌になる。

この記事は、人に期待しすぎてしまう自分が苦しいと感じている方に向けて書いています。
「期待するな」と言うつもりはありません。
期待してしまう自分を、もう少しやさしく理解するための整理をしてみたいと思います。

期待してしまうのは、弱さではない

人に期待してしまう自分を、「依存だ」「甘えだ」と責めていませんか。

でも、期待してしまうのは、相手を大切に思っているからです。

どうでもいい人には期待しません。「この人なら」と思える相手がいるからこそ、期待が生まれる。

それは弱さではなく、人とつながりたいという自然な気持ちです。

ただ、その気持ちが強すぎると、自分も相手も苦しくなることがある。そのバランスが難しいだけです。

なぜ期待してしまうのか

自分がしてあげた分だけ、返ってくると感じてしまう

相手のために頑張った。気を使った。我慢もした。

だから、同じくらい返ってきてほしい。——そう感じるのは自然なことです。

でも、相手はあなたがどれだけ頑張ったかを、同じように感じているとは限りません。あなたにとっての「これだけやった」と、相手にとっての受け取り方にはズレがある。

そのズレが、「こんなにやったのに」という苦しさを生んでいます。

言わなくても気づいてほしいと思ってしまう

「言わなくてもわかってくれるはず」——この思いが、期待の中でも特に苦しいものかもしれません。

本当に大切な人なら、自分の気持ちに気づいてくれるはず。察してくれるはず。

でも、どれだけ大切に思い合っていても、言葉にしなければ伝わらないことはたくさんあります。

気づいてもらえなかったとき、「大切にされていない」と感じてしまう。でも、それは相手の愛情の問題ではなく、伝え方の問題であることが多いです。

自分を満たしてくれるものを、外に求めてしまう

認めてほしい。受け入れてほしい。ここにいていいと言ってほしい。

その気持ち自体は、おかしなことではありません。

ただ、それを満たしてくれるものを相手に求め続けると、相手の反応に振り回されやすくなります。相手が思い通りに動いてくれたら安心、動いてくれなかったら不安。

自分の安心が、常に誰かの手の中にある状態は、とても不安定です。

期待が裏切られたとき、本当に傷ついているのは何か

期待が外れたこと自体より、「大切にされなかった」と感じることが痛い

期待通りにならなかったとき、本当に痛いのは「結果」ではないかもしれません。

「自分は大切にされていないんだ」「やっぱり自分の気持ちは後回しなんだ」——そういう感覚が刺激されることが、本当の痛みの正体であることが多いです。

つまり、期待が外れたことよりも、過去に大切にされなかった記憶や感覚が反応している。

そう考えると、傷つきやすさは相手のせいだけではなく、自分の中に古くからある痛みが関わっていることがあります。

期待との付き合い方を少しずつ変えるために

期待していることに気づくだけでいい

期待をゼロにする必要はありません。

ただ、「あ、自分は今この人にこう期待しているな」と気づけるだけで、そのあとの傷つき方が少し変わります。

気づいていない期待は、外れたときにショックが大きい。
気づいている期待は、外れても「やっぱりそうだったか」と受け止める余地が生まれます。

「期待」と「お願い」を分けてみる

期待は、心の中で一方的に抱くものです。相手は知りません。

「お願い」は、言葉にして相手に伝えるものです。

「言わなくても気づいてほしい」を、「これをしてくれると嬉しい」に変えてみる。

それだけで、期待が裏切られる回数は減ります。伝えた上で応えてもらえなかったなら、そのときに改めて考えればいい。

自分で自分を少し満たす練習をする

認めてほしい。受け入れてほしい。その気持ちを、少しだけ自分で自分に向けてみてください。

「今日も頑張った」「そう感じたのは自然なことだ」「ここにいていい」

最初はぎこちなくても構いません。他人に求めていたものを、少しだけ自分から自分に渡す練習。

全部を自分で満たす必要はありません。でも、少しだけ自分で満たせる部分があると、相手への期待が軽くなります。そのぶんだけ、人といることが楽になっていきます。

期待してしまう自分を、嫌いにならないで

期待してしまうのは、人を大切に思える証拠です。

その気持ちを消す必要はありません。

ただ、期待を相手に預けすぎず、少しだけ自分の手元にも置いておく。「気づいてもらえたら嬉しいけど、気づいてもらえなくても、自分は大丈夫」と思える部分を、少しずつ育てていく。

期待と付き合う力は、一気に身につくものではありません。
でも、「今、期待しているな」と気づけるようになるだけで、人との関係は少しずつ楽になっていきます。

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